株式会社新星出版社は、子ども向けに栄養の基礎を解説する新刊『こども栄養学』(監修:中西明美)を2025年12月11日に発売します。A5変型判・オールカラー208ページで、定価は本体1800円+税です。小学生が自分で読めるようイラストと図解を多用し、たんぱく質やビタミンといった主要な栄養素をキャラクター化して紹介しています。

本書は「栄養って何?」という漫画から始まり、空腹の仕組みや「水を飲んでも太るのか」といった身近な疑問を解説します。さらに「炭酸ジュースは骨に悪いのか」「脂質を減らせばやせられるのか」などの通説をデータに基づいて整理し、誤解されやすい栄養情報をわかりやすく説明しています。栄養素の役割では、筋肉を作るたんぱく質、肌や風邪予防に関わるビタミンC、骨や歯の材料となるリンなどを取り上げ、具体的な食品例も掲載しています。

後半では、スポーツ大会やダンス、勉強で力を発揮したいときの目的別の食事のポイントを提示し、「ごはん・パン」「たんぱく質」「鉄分」など、何をどのように食べるかを子ども自身が考えられる構成としています。三色食品群や給食の仕組み、食物アレルギーや苦手な食品との付き合い方にも触れ、限られた食材でも栄養バランスを整える工夫を提案しています。

監修を務める中西明美氏は、女子栄養大学栄養学部准教授で、学校給食と食育を専門とする栄養学博士です。学校現場での14年の実務経験と研究成果をもとに、子どもが自ら学び行動につなげる「食のリテラシー」を育てる内容としています。家庭や学校での食育教材としての活用も想定され、学習指導や保護者の声を通じて、今後、子どもの食習慣づくりにどの程度寄与するかが注目されます。

【商品情報】

書名:こども栄養学

出版社:株式会社新星出版社

定価:本体1800円+税

仕様:A5変型判/4色/208ページ

公式サイト:https://www.shin-sei.co.jp/np/isbn/978-4-405-07404-0/

source: PR TIMES

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